教育方針:欲望無きものに生きる価値無し!!
学校設定:
本籍を東京都・元文京区に置く1学年800名のクラス数20クラス、総生徒数2500人前後、そのほぼ全てが異能者である、国内最大級の全寮制異能指定学府です。
設備は国内最大・最高クラスの異能研究施設であり、教員も世界各地から集められた異能研究のエキスパートたちです。
幻想的な「城」をイメージした巨大な建築物の中には、異能研究の成果が強く取り込まれており、ただでさえ広い敷地が、空間の歪みにより更に広大なものとなっています。
広大な校舎敷地は、その保有する異能者の数から何らかの力学的な異常を発生させており、周囲一体の空間は揺らめき、空にはオーロラがかかっています。
生徒のほぼ全員が異能者であり、更には学生としても最高レべルの成績を入学に要するこの学校は、更に特異な教育内容として、生徒達全員を格付けし、管理しています。
教育方針は、生徒達を「高みを目指す」事に目覚めさせるためのものであり、競争意識や闘争心を煽り、人間の新たな可能性である「異能」を最大限に引き出すためのものです。
特記事項:
この学校の特色として、生徒間の「競争意識」を高めるため「生徒同士の格差」が取り入れられている事があげられます。
生徒達にはその異能の強大さ、戦闘力、知識の量から0~7までのランクがつけられ、生徒のランクに応じた「星」と呼ばれる球体のついたアクセサリーが与えられます。
その全てを統括する、学校で最強の力を持つ代表生徒はランク8として扱われ、「魔王」と呼ばれるのがこの学校の習わしです。
学生寮は城のような校舎内にあり、ランクが高い生徒ほど城の上部に自らの「領地」を持ちます。
異能を持たないランク0の生徒は奴隷同然に扱われ、片や最高クラスのランクの生徒は王侯貴族のような生活を行う事ができます。



校内設定施設例:
・地下迷宮
果てのない大迷宮です。
訓練施設の一つとして作られたものでしたが、度重なる破損に伴う修復や増築を経た上、空間の歪みと奇妙な呼応を経て迷宮となってしまいました。
独特の生態系すら築かれたこの迷宮は、学生たちの丁度良い腕試しの場となっています。
・森 鬱蒼としたとても広い森です。
どれだけ自然破壊をしても明くる日には元通りになっているため、喧嘩に使う生徒も多くいます。
森林浴にも適しており、学生たちがリラックスして散歩を楽しめる場所でもあります。
・大広間
生徒全員を収容する広さを持つ広間です。校章と同じデザインの巨大な時計が掛かっており、天井近くには薄い霧が掛かっています。
この場所で行われる訓練は常に学校側が把握しているため、ランクアップを狙う生徒たちの決闘場として使われています。
・真桜大図書館
古今東西のあらゆる書物を蒐集し続けている大図書館です。円形状の閲覧室が無限に連なっており、適切な案内がないと目的の場所に辿り着けない場合がままあります。
火気厳禁、決闘禁止が徹底されており、これを破ると大変重い罰則が待ち受けています。
学習室内では飲食が可能です。
来歴:
ターニングポイント以後、最初に異能研究を行い始めた、国内異能研究の魁とも言える学校です。
戦争後、異能者の人権が認められ表舞台に立つようになった事から大規模化しながらも、異能者同士の競争意識を煽り、より大きな国力を得るための教育が行われています。
力を持つ異能者にとっては住みよい環境であり、また高ランクの生徒はこれからの国家を支えるエリートとして未来が約束されている事から、この学校を希望する生徒は少なくありません。
主要NPC:有珠堂照樹(うすどう てるじゅ)
真桜学園理事長。
30歳。未だ若々しい不敵な雰囲気の男性。古臭い時代の「英国紳士」とも言えるような恰好をしており、モーニング・コートに帽子を被り、ステッキを片手に持つ。
ターニング・ポイントと同時に産声を上げた「新生児として生まれた異能力者」であり、当時から天才児として持て囃された異能の申し子。
幼少期から真桜学園の研究施設で育ち、自らも異能研究の第一人者となった、現在、日本の「異能力者」事情で最もメディアに露出する人間の一人。
異能者の力は異能者の欲望、渇望によって成長すると考え、それゆえ異能者は異能者との競争においてより高次の成長をすると考えています。
現在の真桜学園の教育方針はこの信念によるものです。
また、一般人の事は、異能者が力においては擁護すべき相手、立場においては守られながらも貢献すべき相手と考えており、異能者と一般人の融和には好意的です。
|
 |
|