教育方針:祈りなさい、努めなさい、励みなさい
学校設定: 本籍を長崎県に置く、小・中・高・大一貫教育のミッションスクールです。当然の事ながら生徒は全員専門の教育を受けたクリスチャンです。
高等部に関しては1学年500名の12クラス、総生徒数は1400人前後。元々はほぼ女子校でしたが、異能者を受け入れるようになってからは男子生徒も入学するようになりました。うち半数近くが異能者であり、学校の性質上、外国人も多くいます。
異能者と非異能者はクラスで分けられていますが、教育課程に大きな違いはありません。
少々専門的な教育内容ではありますがその教育水準は非常に高いです。しかし禁欲的な雰囲気のため、便利な設備が整っているとは言えません。
全校生徒数に対して異能生徒を多く保有するのはこの学校が異能を持つ不安定な少年少女の心のケアや保護を最大の目的としているからです。
その教育方針は生徒達を、間違った方向へと向かわせないためのものとして掲げられています。
欧風のクラシックな色合いと雰囲気の建造で、ひときわ大きな礼拝堂などは非常に荘厳で涼しげな静寂を保ち
礼拝時には巨大な礼拝堂に坐す同じくひときわ大きなパイプオルガンの音色と聖歌隊の歌が響きます。
特記事項:
この学校の特色として、異能や戦闘能力を所持する生徒達が、主に二つの派閥に分かれている事があげられます。
異能を人を守るための盾として用いる「騎士団」と、人を癒すための薬として用いる「聖歌隊」の二つです。
二つの派閥は学校側の方針としても、生徒達により具体的な進路を与える方策として利用され、それ相応の教育を受けます。




校内設定施設例:
・礼拝堂
敷地内の中心にある礼拝堂です。多くの生徒がここで祈りを捧げています。
華美な装飾が廃された中、巨大なパイプオルガンが美しい輝きを放っています。
・大聖堂
ゴシック様式の大聖堂です。礼拝堂とは別に、一つのモニュメントとして建築された施設です。
全体に精緻な細工が施されており、すべての窓が色鮮やかなステンドグラスとなっています。
・贖いの丘
草木も生えぬ丸い丘です。中央には木で出来た巨大な十字架が立っています。
木の十字架はどのような争いに巻き込まれようと、傷ひとつ付くことなく、その場に立ち続けています。
・購買 一般的な商品の他に教育の一環として生徒たちが作成した食品が販売されています。
主な種類は伝統あるレシピで作られたクッキーやジャム、バターなどです。
一番人気はバターたっぷりのフランシスコ・クッキーで、通信販売も行っています。
来歴:
異能指定校の中でも速くに異能者の受け入れを始めた、歴史ある異能指定学校です。
ターニング・ポイント直後に現れ出た異能者の中には自らの力をコントロールできないものや、周囲の対応により道を誤った異能者も多くいました。
異能指定校といった制度が始まる前から、そういった異能者を匿い、受け入れていた側面もあります。
そう言った生徒に励み、努み、祈る場所と、人間として与えられて然るべき「愛情」を与える学校として、この学校はそれなりの認知度を誇っています。
主要NPC:バルダッサーレ・アスクレピオス
天草神学高等学校の運営者。
94歳。穏やかで小柄な好々爺といった雰囲気を持つ礼服の老人。
ターニング・ポイントを迎える数年前に日本にやってきた親日家であり、異能者の人権運動活動の前線にたった活動家。
元はヨーロッパの聖職者であり、枢機卿として任命されていた事もあります。
異能力者であろうと異能力者でなかろうとその中に通う「心」に違いはないとし、ただ彼らが他人に優しくあれるよう手伝う事が自らの使命であると考えています。
天草神学校の教育方針はその彼の言う使命が反映されたものです。
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